「フリーター荒れ地を買う」第14話「土作りと開墾遅れと珍客」

 真冬の開墾作業、さすがにバテてきた。。。

牛糞を広げるぼくの作業はなんとか終わったが、

鍬のみで石拾いをする父のペースが落ちてきた。

当たり前だ。。。あんな地味で過酷な作業、僕なら絶対出来ない><;。

鼻水だかなんだか訳わからないものを垂らしながらやってるから

よくやるなと、尊敬してしまいそうだ。。。


 しかし、年も明け、もう12年2月。

本来は1年以上かけて土作りをするのが理想ですが、

耕作放棄地として購入して、わずか半年ほどで、もう夏野菜の

作付けを僕は予定してたので焦っていた。

 連作・輪作をわかりやすく管理する関係上、

この1反の土地を大きく4つに分ける予定。

作付け品目は、

ジャガイモ

ナス

枝豆

そして荒れ地と言ったらサツマイモだ。

 せっかくならその辺は几帳面に区画を仕切っておきたい。

しかし何故か父の石拾い開墾は無造作だ。。。

 一応終えた箇所に印をつけながら進んでいるのだが、

列でやっているのかと思えば、急に右折したり左折したり、、、

「なぜその流れでこっちへ行くんだ@@;??」

って進行の仕方だ。。。


 だから上記の4品目で、もっとも早い作付けのジャガイモ予定の区画

からやってもらい、一番遅い作付けの区画は後回しにしてもらった。


 草刈りをし、野焼きもし、耕し、、、冬にはただの土だけだった圃場も

1~2月になれば、「さすが元荒れ地」と言わんばかりに、

みるみるその片鱗と兆候が表れて来る。

すでに石拾いを済ませた箇所から、雑草が芽生えて来る。


 
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 まさに荒れ地パワー。。

相当、種というか、雑草の遺伝子が残っている。

まあ、10年分だからね^^;。。。

 だから、作付けもまだ先だという箇所も、再び、2回3回と

耕運をかけて雑草を除去しないといけない春が訪れました。。


 そして急ピッチで作った最初の1区画にジャガイモの作付けから

この農地の畑としての再生?開始?は始まりました。

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 圃場とは別に大変なのが、例の5m級の土手だ。

特に日当たりの悪い土手は実はタチが悪い。。。

画像



 常にジメジメしてるので、乾燥とかにも縁がないし、

ただの「草」では済まされないような植物が生えて来る。

これらは種で毎年成長や繁殖するタイプではなく、

いわゆる「根」で毎年生き残っていくタイプ。。。

 根の破片が5cmもあればそこから芽を出す。

知ってる方も、苦労してる人もいるかと思いますが、

いわゆる「笹」のタイプ。(まあ、竹の系統ね)

 根をとにかく伸ばし、根から新芽を出す。

この手の雑草は強烈に排除がしんどい。

つまり、竹林とかタケノコとかって、こうやって増えていく。

切っても切っても根があれば生えて来るし、

竹とかはオス木とメス木があって、それを伐採で調整しながら

タケノコ栽培は行われます。

 まあ、タケノコ話は置いといて、、、

その手の雑草でうちが厄介だったのが、「イタドリ」という雑草。

初めて聞いた。そんな名前って。。

 赤い色をした、草というか若干木に近いような雑草だ。

圃場ではなく、土手なので思いっきり除草剤を撒いてやりましたが、

数日経って薬が効いてヘタってきたと思ったら、そこから復活するという

なんともパワフルでかなり苦戦しました><。

 何回でも除草剤まけば、きっといつかは落ち着くんだろうけど、

土手が高いだけに、実はあまり除草剤が撒けないっていう問題が

出て来るんですよね;;

土手が崩れちゃうのよ;;。

 ある程度、草の根で固められてる要素もあるので、

草一本生えないような土手になると、雨風で風化して崩れちゃうという

また別の問題があるから面倒;;。。。

しかも、イノシシに散々掘り起こされた土手でもあるので、

ある意味すでに壊れかけている土手なんですよね;;。

 ホント、平地で農業したいわ;;山間部は土手が余計過ぎる・・・。


 あと、ささいな愚痴ですが、この土手、

「ワラビ」が生えるんですよ。。。

周りの人の畑の土手はずっと管理されて来たので、生えませんが

ずっと放置されてたこの新圃場の土手だけはモリモリワラビが生える。

それは別に良いんですが、


勝手に採りに来る奴に腹が立ってしょうがない(怒www


いくら山間部とはいえ、山道や山中じゃあない。。

れっきとしたうちの畑だwそしてうちの土手だ。。


 道路沿いとか、その程度なら良いですよw

でもそれを超えて、平気で土手を登り降りして採っていく。。


 大抵が立派な大人、老夫婦とかがです。

土手だから別に他人の土地とか思わないのか、よくわからないが、

最近は登山や山歩き・散歩がブームで、そのモラルの悪さも

TVでよく見かける。

 立ち入り禁止の場所に入ったり、ゴミ捨てとか山菜の不法採取とか。
 

 一生懸命手入れや草刈りをこっちはしてるのに、

あたかも自然道のように平気で摘み取りに来る。。

僕がその土手の真下で作業してるのにだ。。。


ああいうのホント驚く。


別にいいよ、ワラビ採ったって。。


でもさ、目の前に、その土地の持ち主らしき人がいるなら一言あっても

いいんじゃないんだろうか?

「すいません、ここのワラビ採ってもいいでしょうか?」って。

そうすりゃ、どうぞどうぞってこっちも言うし。。

ああいういい歳こいた大人や夫婦とか意味わかんない。。。


 近くで栗の木を栽培してる人がいるんですが、

勝手に栗拾いをされたという。

「自生の栗の木かと思って・・・」とか言われたらしいのだが、

周り畑に囲まれた場所でなぜそこだけ栗が自生するんだよ。。。。

生産者は呆れてモノも言えなかったそうだ。


 そんなワラビー族があまりにも多かったので、

うちは普段の倍の濃度で除草剤を撒いてやったw

借金までしてやっと手に入れた農地だ。

開墾作業だけでそれは大変で、鼻水垂れ流しで頑張る父もいる。

そこに土足で入って来て、「あら、こんなところにワラビが」

なんてズイズイ入られた日にゃ怒り心頭です。。


 大人としてモラルがおかしい。。


意地悪かもしれませんが、除草剤をたらふく浴びたワラビを

持って帰ればいいさ。うちの土地だ。知ったこっちゃない。。

勝手に不法侵入して採取する方が悪い。。


 という、愚痴を言っておきたかった・・・。


 話を戻して、何故わざわざ寒い冬に土作りをするかというと、

「寒さらし」という農業用語があります。「寒起こし」とも言います。

これは熱消毒とは真逆で、厳しい寒さで、病原菌などを消毒させる

というもの。

 そのためには、冬の間に畑はほどほどに耕しておくのが大事。

ほどほどね。

やたらガツガツ耕すのはかえって良くない。

ふんわり耕し、寒さにさらす。これが大事。

寒さで病原菌も害虫も死滅するので、結構大事な作業です。

この作業が、翌年の夏野菜の健全な生育につながります。


 とくにうちは大量の牛糞を入れたのもあるので、

出来れば2カ月間ほど、この寒さらしをしたかったのですが、

まさか手作業で石取りを始めるとは思わなかったので、

たいした寒さらしも出来ず、ジャガイモの作付けに入る事になりました。。

 さて、この新しく無理して買ったこの荒れ地。

良い畑・まともな農地になって今後行くのでしょうか・・・・。

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